2018年08月13日
日本人らしい英語
こんにちはこんばんは
事務局の前原です♡₍₍ ◝(・ω・)◟ ⁾⁾♡
私事ではありますが、本日今期最後の課題を出し終わりまして本格的に夏休みに突入しました。
最あんど高ですね٩(•౪• ٩)
という訳で今日はTSUTAYAにDVDでも借りに行きたいと思います。
おすすめのDVDのある方はぜひ教えて下さい。
前原は水・土にいますよ〜
ちなみに僕の最近のおすすめ映画はピクサーのCocoという映画です。
日本ではリメンバーミーというタイトルで公開されてましたよね。
この映画は僕の言語観を180度変えてくれた素晴らしい映画です。
内容も素晴らしいのですが、「言語」という側面から視聴するともっと面白いと思います。
ちなみに好きすぎてDVDも買いました。
僕も一英語学習者として少しでも英語を上達させたいと考えています。
そのように考えている人の中には自分の日本人訛りの外国語にコンプレックスを感じている人も多いのではないでしょうか?
僕も最近までは凄くコンプレックスを感じていました
「リメンバーミー」の舞台はメキシコでもちろんスペイン語が話されております。
僕はこの映画を英語で視聴したのですが、彼らの英語はかなりスペイン語風に鈍っていて、聞き取りづらかったです。
試しに作中の歌を聞いてみましょう!
待って待って!
スペイン語訛りとか分からないよ!
って方。安心して下さい。
下に歌詞を載せておきました。
スペイン語でもっとも特徴的なサウンドはおそらくrの発音です。
少し巻き舌っぽかったり日本語のrの音に近かったりするのでよく聞いてみて下さい。
赤字のところがスペイン語の影響を受けた発音をしている箇所ですね。
もしかするともっとあるかもしれませんが現在の僕のリスニング力ではこの聞き分けが限界です。
いかがでしたか?
思ったよりがっつり訛ってましたよね。
ダサかったですか?
まともな英語ではない!と思いましたか?
おそらくそう思った人は少ないのではないでしょうか?
まぁそこらへんは個人の感覚ですが僕にはとてもセクシーな英語に聞こえました
誰か共感して頂ける方いませんか??
とても情熱的であると同時に中南米っぽい活気に満ちた英語であったと個人的には思うのですが。
もちろん歌だからというものあるでしょう。
しかし、僕が聞いた限りでは普通の発話もとてもセクシーな響をしていました。
なんとな〜く今日僕が言いたい事が伝わりましたか?
この映画を鑑賞して以来僕のジャパニーズイングリッシュに対するコンプレックスはすっかり消えてしまいました。
それは語学力の向上を諦めたという訳ではありません。
それが自分らしらである事に気が付いたのです。
発音は良いに越した事はない!と思っているあなた。
もちろん僕もそう思います。
発音は良い方がいいですよね。
それでは発音以外の母語の干渉の例を挙げます。
日本語の影響を受けた英語の例を少し観察してみましょう。
英語に現れる日本人らしさといったところです。
(1)I want to quit this job because I am busy studing.
おそらく
「学校が忙しいのでバイトを辞めたいのですが」
このように英語を使用しても日本人らしさを出す事は可能ですよね。
一概にネイティブと違うから良くないと結論づけ、日本人らしさを殺しネイティブのような言語を話すのは少しもったいないような気もします。
私は言葉には多様性があって然るべきであると考えております。
その方が面白いですよね。
というか言語を統一する事は不可能なんです。
それは言語の習得が難しいとかそーゆー物理的な問題ではありません。
私たちのアイデンティティの問題なのです。
ここまで珍しく私個人の思想というか見解を述べました。
私見を多く含むと客観性を失い、全体としてまとまりがなくなっちゃうのであまりやりたくはなかったのですが、、、
リメンバーミーが好きすぎて笑。
もう少し客観的なお話をしますね
今までで言語の統一を図ろうとした、言い換えると国際言語を作ろうとした例はいくつもありますが、例外なく失敗しています。
20世紀初頭に提唱されたノストラティック仮説というは全ての言語の発祥はロシア周辺であるという仮説です。
提唱者はロシアの言語学者ホルガー・ペデルセンです。
しかし、世の中の全ての言語を1つの括りに入れる事など到底できるはずもなく現在では多くの学者はその妥当性を認めておりません。
エスペラントという人工言語を知っていますか?
これはルドヴィコ・ザメンホフという医者兼言語学者の提唱したものです。
言語が違うから人々は争うのだという彼の思想のもと人工的に生み出されたこの言語ですが、悲しいかな統一運動には反発がつきものです。
私たちにはそれぞれアイデンティティがあり、それは簡単に割り切れるものではないようです。
このことから、外国語を学ぶ際にも外国語の中にアイデンティティを見出したいと思う人がいるもの自然な事であると言えます。
と、まぁこんな感じで今回の記事は僕が映画にすっごい影響を受けましたって話です笑
今回はかなりまとまりのない記事でしたが、少しでもアイデンティティの大切さとかその他諸々について考えて頂けたら喜びます。
ちなみに僕は非常に影響を受けやすいので今スペイン語の勉強をしています。
今の目標はスペイン語検定6級を取る事です!!
という訳で明日は資格試験の話を書きますね。
今日はこの辺で!
事務局の前原です♡₍₍ ◝(・ω・)◟ ⁾⁾♡
私事ではありますが、本日今期最後の課題を出し終わりまして本格的に夏休みに突入しました。
最あんど高ですね٩(•౪• ٩)
という訳で今日はTSUTAYAにDVDでも借りに行きたいと思います。
おすすめのDVDのある方はぜひ教えて下さい。
前原は水・土にいますよ〜
ちなみに僕の最近のおすすめ映画はピクサーのCocoという映画です。
日本ではリメンバーミーというタイトルで公開されてましたよね。
この映画は僕の言語観を180度変えてくれた素晴らしい映画です。
内容も素晴らしいのですが、「言語」という側面から視聴するともっと面白いと思います。
ちなみに好きすぎてDVDも買いました。
日本でまだ映画館で公開されてる時にアメリカのAmazonで購入しました。
結構ガチ勢だったりします
今日はこのリメンバーミーと、リメンバーミーから得た僕の言語観についてお話したいと思います。
このブログを読んで下さっている皆さんはおそらくなんらかの言語を学習中なのではないでしょうか。
そして、その学習中の言語の能力を出来るだけ向上させたいと思っていますよね。
結構ガチ勢だったりします
今日はこのリメンバーミーと、リメンバーミーから得た僕の言語観についてお話したいと思います。
このブログを読んで下さっている皆さんはおそらくなんらかの言語を学習中なのではないでしょうか。
そして、その学習中の言語の能力を出来るだけ向上させたいと思っていますよね。
僕も一英語学習者として少しでも英語を上達させたいと考えています。
そのように考えている人の中には自分の日本人訛りの外国語にコンプレックスを感じている人も多いのではないでしょうか?
僕も最近までは凄くコンプレックスを感じていました
「リメンバーミー」の舞台はメキシコでもちろんスペイン語が話されております。
僕はこの映画を英語で視聴したのですが、彼らの英語はかなりスペイン語風に鈍っていて、聞き取りづらかったです。
試しに作中の歌を聞いてみましょう!
待って待って!
スペイン語訛りとか分からないよ!
って方。安心して下さい。
下に歌詞を載せておきました。
スペイン語でもっとも特徴的なサウンドはおそらくrの発音です。
少し巻き舌っぽかったり日本語のrの音に近かったりするのでよく聞いてみて下さい。
Remember me though I have to say goodbye
Remember me, don't let it make you cry
For even if I'm far away, I hold you in my heart
Remember me, don't let it make you cry
For even if I'm far away, I hold you in my heart
I sing a secret song to you each night we are apart
Remember me though I have to travel far
Remember me each time you hear a sad guitar
Know that I'm with you the only way that I can be
Until you're in my arms again, remember me
Remember me though I have to travel far
Remember me each time you hear a sad guitar
Know that I'm with you the only way that I can be
Until you're in my arms again, remember me
赤字のところがスペイン語の影響を受けた発音をしている箇所ですね。
もしかするともっとあるかもしれませんが現在の僕のリスニング力ではこの聞き分けが限界です。
いかがでしたか?
思ったよりがっつり訛ってましたよね。
ダサかったですか?
まともな英語ではない!と思いましたか?
おそらくそう思った人は少ないのではないでしょうか?
まぁそこらへんは個人の感覚ですが僕にはとてもセクシーな英語に聞こえました
誰か共感して頂ける方いませんか??
とても情熱的であると同時に中南米っぽい活気に満ちた英語であったと個人的には思うのですが。
もちろん歌だからというものあるでしょう。
しかし、僕が聞いた限りでは普通の発話もとてもセクシーな響をしていました。
なんとな〜く今日僕が言いたい事が伝わりましたか?
この映画を鑑賞して以来僕のジャパニーズイングリッシュに対するコンプレックスはすっかり消えてしまいました。
それは語学力の向上を諦めたという訳ではありません。
それが自分らしらである事に気が付いたのです。
発音は良いに越した事はない!と思っているあなた。
もちろん僕もそう思います。
発音は良い方がいいですよね。
それでは発音以外の母語の干渉の例を挙げます。
日本語の影響を受けた英語の例を少し観察してみましょう。
英語に現れる日本人らしさといったところです。
(1)I want to quit this job because I am busy studing.
(2)I am busy studing so I want to wuit this job.
どちらも同じ内容を表していますが、より日本人らしいのは(2)の方ではないでしょうか。
なぜだかわかりますか?
語順が日本語と同じなんです。
日本人は理由を先に述べ、結論を後に続ける傾向にあります。
試しに上記の内容を日本語で言ってみて下さい。
どちらも同じ内容を表していますが、より日本人らしいのは(2)の方ではないでしょうか。
なぜだかわかりますか?
語順が日本語と同じなんです。
日本人は理由を先に述べ、結論を後に続ける傾向にあります。
試しに上記の内容を日本語で言ってみて下さい。
おそらく
「学校が忙しいのでバイトを辞めたいのですが」
となりませんか?
「バイトを辞めたいです。なぜなら学校が忙しいからです」
は少し不自然ですよね。
理由を先に述べる事でワンクッション置こうという日本人特有の奥ゆかしさというか、話を柔らかくするレトリックというか、、、
上記の理由からか、僕の経験上、日本人は英語を使用する際にbecauseよりもsoを使う人が圧倒的に多いです。
「バイトを辞めたいです。なぜなら学校が忙しいからです」
は少し不自然ですよね。
理由を先に述べる事でワンクッション置こうという日本人特有の奥ゆかしさというか、話を柔らかくするレトリックというか、、、
上記の理由からか、僕の経験上、日本人は英語を使用する際にbecauseよりもsoを使う人が圧倒的に多いです。
このように英語を使用しても日本人らしさを出す事は可能ですよね。
一概にネイティブと違うから良くないと結論づけ、日本人らしさを殺しネイティブのような言語を話すのは少しもったいないような気もします。
私は言葉には多様性があって然るべきであると考えております。
その方が面白いですよね。
というか言語を統一する事は不可能なんです。
それは言語の習得が難しいとかそーゆー物理的な問題ではありません。
私たちのアイデンティティの問題なのです。
ここまで珍しく私個人の思想というか見解を述べました。
私見を多く含むと客観性を失い、全体としてまとまりがなくなっちゃうのであまりやりたくはなかったのですが、、、
リメンバーミーが好きすぎて笑。
もう少し客観的なお話をしますね
今までで言語の統一を図ろうとした、言い換えると国際言語を作ろうとした例はいくつもありますが、例外なく失敗しています。
20世紀初頭に提唱されたノストラティック仮説というは全ての言語の発祥はロシア周辺であるという仮説です。
提唱者はロシアの言語学者ホルガー・ペデルセンです。
しかし、世の中の全ての言語を1つの括りに入れる事など到底できるはずもなく現在では多くの学者はその妥当性を認めておりません。
エスペラントという人工言語を知っていますか?
これはルドヴィコ・ザメンホフという医者兼言語学者の提唱したものです。
言語が違うから人々は争うのだという彼の思想のもと人工的に生み出されたこの言語ですが、悲しいかな統一運動には反発がつきものです。
言語を統一しようとすればアイデンティティを守るためにナショナリスト達が立ち上がります。
ベーシックイングリッシュという英語を母体とした人工言語を国際語にしようとしたチャールズ・ケイ・オグデンという言語学者もいました。
ベーシックイングリッシュによる言語統一の試みも失敗に終わります。
このように言語の統一はことごとく失敗に終わっています。
ベーシックイングリッシュという英語を母体とした人工言語を国際語にしようとしたチャールズ・ケイ・オグデンという言語学者もいました。
ベーシックイングリッシュによる言語統一の試みも失敗に終わります。
このように言語の統一はことごとく失敗に終わっています。
私たちにはそれぞれアイデンティティがあり、それは簡単に割り切れるものではないようです。
このことから、外国語を学ぶ際にも外国語の中にアイデンティティを見出したいと思う人がいるもの自然な事であると言えます。
と、まぁこんな感じで今回の記事は僕が映画にすっごい影響を受けましたって話です笑
ちなみに映画では上記の発音の例以外にも多くのスペイン語らしさを感じさせる英語が使用されていたので是非見てみて下さい
ブログを書く際はあまり自分の意見を入れずに本や論文で読んだ事を書くようにしているんですが前半は完全に僕個人の意見でしたね。
ブログを書く際はあまり自分の意見を入れずに本や論文で読んだ事を書くようにしているんですが前半は完全に僕個人の意見でしたね。
今回はかなりまとまりのない記事でしたが、少しでもアイデンティティの大切さとかその他諸々について考えて頂けたら喜びます。
ちなみに僕は非常に影響を受けやすいので今スペイン語の勉強をしています。
今の目標はスペイン語検定6級を取る事です!!
という訳で明日は資格試験の話を書きますね。
今日はこの辺で!
事務局 前原
Posted by NPO沖縄語学センター at 20:52│Comments(0)
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