2018年11月28日

GRE対策:Analysis of an Issueについて


はいたい花笠

本日は、AWA(Analytical Writing Assessment)
で出題される2種類のエッセイの内のひとつ、
"Analysis of an Issue"
について詳しくご紹介したいと思います本

先日、GRE講座についてご報告した際、
Analysis of an Issue では

・出題文の主張に対する自己の考えや意見を
はっきり述べること

・その意見を支える正当で説得力のある根拠を
論理的に展開すること

が求められる、とざっくりお伝えしました。
(TOEFLのエッセイ対策をしたことがある学習者には、
 お馴染みのスタイルだと思います)

今回はもう少し踏み込んで、その詳細や書き方のコツを、
Kearney先生のレクチャーから一部抜粋して、
具体的に説明してみますね。


まずは構成について鉛筆
「Introduction → Body → Conclusion」
が基本ですよね。

先生のコメントと一緒に、それぞれについてのポイントを
整理してみましょう。

****************************************
1. Introduction
Kearney先生より:
"You should have an attention-getter
and a thesis statement in your introduction!"

【解説】イントロダクションには、attention-getter、
thesis statementを含める必要がある!とのことです。
Attention-getterとは、読み手に興味を持たせる工夫
のこと。そして、Thesis statementは、
main argumentに加えて、supporting sentence,
3~4 things that you want to elaborate on
から成るstatement (つまり作者の言いたいこと、宣言)
のことですね。


2. Body
Kearney先生より:“3 + points”
【解説】次に、Introduction の中のthesis statementで
掲げた3~4つの事柄について例をあげながら、
ひとつひとつ裏付けや説明をしていきます。
ポイントが3つ以上は必要! とのことです。


3. Conclusion
Kearney先生より:
“Underscore what you said
that you are achieving in your essay.”

【解説】つまりIntroductionで宣言したことをさらに
強調するのが、Conclusionの役割ということです。
****************************************

では、ここからは例題を用いてみますね鉛筆

Example:
DNA testing has many issues in society.
Do you agree or disagree?



「DNA検査は社会的課題が多い」というStatementを
紹介し、それに賛成か反対かを問う問題です。
Kearney先生は、DNA検査の問題を指摘する例として、
次のattention-getterでエッセイをスタートさせました。

Attention-getter:
“Some white supremacist says you can trace
your ancestors through DNA testing.”

【解説】「白人至上主義者」が「人種」の優位性を主張する
ためにDNA検査を利用する、という動きについて問題提起
しているような始まり方で、とてもインパクトがありますよね。

次に、DNA検査の問題点ではなく、DNA検査が社会の
役に立つ、というスタンスのエッセイを書く場合の例も
あげてくださいました。

Three ways that DNA testing can be beneficial
to society:
(1)People convicted with false crimes may
  vindicate that they were imprisoned by
  mistake with DNA testing.
(2) It can help identifying abducted people.
(3) I can be useful to predict illnesses,
  help people understand genetic illnesses,
  and conducting CSI forensic examinations.


Kearney先生曰く、「賛成」する場合も「反対」する場合も
重要なのは、
“Take a position!No waffling, fence setting”
だそうです!

つまり、はっきりと自分の立場や意見を示す必要があり、
waffling,やfence settingはタブー、ということ。
wafflingとは「言葉を濁す、言い抜けをする、煮え切らない
態度をとる」などの意味。fence settingは、ウィキペディアで
“hesitance to choose between two sides
in an argument”と紹介されています。


また、意見を裏付けで用いる例題についても、
一言いただきました。

Kearney先生より:
“You should use real world example,
wide range of subject,
make strong declarative sentence.”

【解説】Real world exampleがすぐに浮かぶようになる
には、普段からさまざまなメディアで流れるニュースに
注意を払い、自分の意見について考えをめぐらせる習慣を
つけることが重要で、特に、The New York Times,
The Economist, The Wall Street Journal,
The New Yorker
などの新聞を読むことをおすすめされていました。

”Read profusely (widely in depth) and
increase vocabulary”

とのことです。

そしてもうひとつ重要なのが、
”You have to refute any opposing view!”
だそうです!

つまり、自分のポジションとそのサポートを展開した後で、
反対意見についても紹介し、その反対意見に論駁する
必要がある、ということ。自分の意見に説得力を持たせる
のに必要で、GREでは必須なのだとか。

まずは日頃から、いろいろな事に関心を持って、
自分の意見を持つつつ、他の人の意見に目を向ける
ことが、重要になってくるかもしれないですねコレ!!

Analysis of an Issueについては、以上となります。

別の機会に、Analysis of an Argumentについても
説明しますので、お楽しみにニコニコ



沖縄語学センター事務局



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