2013年03月11日

授業で模擬裁判をしてしまうとは!!

Hi!

先月末から今月頭に行われた模擬裁判ピカピカ
Rapid Response & Discussionのクラスで2週続けての模擬裁判(mock trial)でしたニコニコ

スタッフの私も傍聴人として見させていただきましたが、とても面白かったですGOODピカピカ

その様子をモニターさんがレポートしてくださったので、ぜひ、ご覧下さいキラキラ 
モニターさんによるクラス紹介^^- Rapid Response & Disucussion
☆ ☆ ☆ ☆

Rapid Response & Discussionクラスのレポートです。

今回のモニターはLouis先生Rapid Response & Discussionクラスです。 
2月26日, 3月5日 19:10~21:00

2回に分けて行われたmock trial(模擬裁判)について紹介します。
設定された事件について役割分担を決め、双方の主張に対して交互に尋問を繰り返しながら、最終的にJury(陪審員)が判決を下すことになります。
Prosecutor(検察)側、Defendant(被告人)側、それぞれのグループの主張を如何にして立証するか?
明確な目標を持って各チームで事前準備を進めてきました。(準備段階での日本語は一部許されますが、答弁はもちろん英語です)

役割分担と流れはこんな感じです:
(役割)Prosecutor:検察/Defendant:被告人/Witness:証人/Jury:陪審員
(流れ)
①Prosecutor(検察官) Opening statement
②Defendant(被告人) Opening statement
③Prosecutor Witness(証人) ⇒ Defendant Cross Exam(交互尋問)
④Defendant Witness ⇒ Prosecutor Cross Exam
⇒引き続き Wittnessは双方4人目まで証言し、Cross Examを繰り返す
⑤Prosecutor Closing statement(検察クロージング)
⑥Defendant Closing statement(被告クロージング)
⑦Prosecutor Re-battle(再反駁)
⑧Jury Conference ⇒ judgement
授業で模擬裁判をしてしまうとは!!



今回の題材はMurder or Suicide…I 「殺人か?自殺か?」です:
妻Yurikoの留守中に死亡した夫John。殺人か?自殺か?
(もう少し詳しい背景は http://okilc.ti-da.net/e4392996.html にあります)

~~法廷はこんな感じで進みました~~
今回の被告人は死んだJohnの妻Yuriko
①ProsecutorのOpening statementでは妻Yurikoによる夫Johnの殺害を主張
・YurikoはJohnの死亡推定日には旅行に未だ出かけていなかった(アリバイ崩し)
・YurikoはJohnの死亡推定日直前に生命保険の保険金額を100万円⇒1000万円に変更した(動機)
②ProsecutorのOpening statementではJohnの自殺を主張
・長期にわたる重度の鬱、過去に2度未遂歴
・Seiko(Yurikoの友人)はJohnの死亡推定日、終日一緒にいたと

証人として:
Defendant側からSeiko(妻Yurikoの友人)、Naomi(Johnの前妻)、医者(Johnを15年間診察)
Prosecutor側からKazu(夫Johnの同僚)、漁師(Yurikoにフグを販売)
などが登場。

鑑識の報告として:
・家のPCでTTX(フグの毒と同等)を検索した形跡があった。
・家の流しの隅からTTXの残留物が見つかった。
なども報告されました。

交互尋問では:
・YurikoとKazu(夫Johnの同僚)との浮気。
・死亡推定日にJohn、Yuriko、ドクターは一緒にフグ料理を食べている事実。
などが発覚。
授業で模擬裁判をしてしまうとは!!



最終段階のJury Conferenceを経て、出された判決は ”Hung Jury” = cannot decide!
双方の主張が交錯、Juryの方々の真剣な協議を経ましたが、Jury全員のコンセンサスまでには至らなかったようです。ちなみに、米国ではこのような場合Juryを再選してて再審議するか否か、Prosecutor側の裁量に委ねられるとの事でした。


取材を終えての感想:
「法廷モノ」=難しいというイメージではなく、証言、状況証拠など、与えられた条件をもとにロジックを組み立てる訓練として、とても面白い企画だと感じました。また、ディベート・スキルの訓練としても良い機会ではと思いました。
クラスの生徒さん、ボランティアで早朝シャドーイング道場から駆けつけていただいた生徒さん、大変お疲れさまでした。

See you next time!






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Posted by NPO沖縄語学センター at 17:14│Comments(0)Rapid Response & Discussion授業の様子
 
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