2018年08月08日
言葉の限界が世界の限界!?
こんにちはこんばんは
事務局の前原です!!
台風やら猛暑やらで例年と比べてもとっても過酷な夏になっておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか?₍₍ (ง ˙ω˙)ว ⁾⁾
夏休みを満喫されておりますか?聞くところによると大人には「夏休み」というものがないそうで。僕はまだ学生なので今週から始まった夏休みを楽しんでおります。
夏ってのはなんとなくそれだけでテンションが上がりますよね
特に今年は平成最後の夏という事でなにかを成し遂げようと頑張っている人も多いような気がします。
語学へのモチベーションをガンガン高めていって充実した夏にしましょう
時に皆様、皆様が語学を学ぶ理由はなんでしょうか?
このブログを読んで下さっている多くの方が英語や中国をはじめとした「言語」を一生懸命勉強されていますよね?
お仕事で使うからでしょうか?旅行のためでしょうか?それとも趣味でしょうか?
皆さん様々な理由をお持ちかと思いますが、今回は新しい言語を学ぶ意義について少しご紹介させて頂きたいと思います。
皆様それぞれの理由をお持ちかと思いますので「そんな事あるの!?」くらいに聞いて頂ければと思います。学習のモチベーションにつながったという事であればとっても喜びます!
The limit of the language is the limit of my world という言葉を聞いた事があるでしょうか?
直訳すると、「言葉の限界は世界の限界」という意味です。
これは留学斡旋業者がよく使う文言です。
また、留学経験者の方がよく、
事務局の前原です!!
台風やら猛暑やらで例年と比べてもとっても過酷な夏になっておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか?₍₍ (ง ˙ω˙)ว ⁾⁾
夏休みを満喫されておりますか?聞くところによると大人には「夏休み」というものがないそうで。僕はまだ学生なので今週から始まった夏休みを楽しんでおります。
夏ってのはなんとなくそれだけでテンションが上がりますよね
特に今年は平成最後の夏という事でなにかを成し遂げようと頑張っている人も多いような気がします。
語学へのモチベーションをガンガン高めていって充実した夏にしましょう
時に皆様、皆様が語学を学ぶ理由はなんでしょうか?
このブログを読んで下さっている多くの方が英語や中国をはじめとした「言語」を一生懸命勉強されていますよね?
お仕事で使うからでしょうか?旅行のためでしょうか?それとも趣味でしょうか?
皆さん様々な理由をお持ちかと思いますが、今回は新しい言語を学ぶ意義について少しご紹介させて頂きたいと思います。
皆様それぞれの理由をお持ちかと思いますので「そんな事あるの!?」くらいに聞いて頂ければと思います。学習のモチベーションにつながったという事であればとっても喜びます!
The limit of the language is the limit of my world という言葉を聞いた事があるでしょうか?
直訳すると、「言葉の限界は世界の限界」という意味です。
これは留学斡旋業者がよく使う文言です。
また、留学経験者の方がよく、
「留学をすると世界が広がる」などと言いますね。
ほんとかよと思っている方も多いかもしれませんがこの考え方はあながち間違いではないと個人的には思っております。
この考え方とは
ほんとかよと思っている方も多いかもしれませんがこの考え方はあながち間違いではないと個人的には思っております。
この考え方とは
「言葉の限界が私たちの見ている世界を制限している」
という考え方です。
「世界」の定義については議論の余地があると思いますがここでは物理的に私たちの見ている世界についてのお話です。価値観や精神的なお話しではありません。
前置きが長くなりましたが今回はその根拠となるお話です。
メキシコの先住民のツェルタ族には「左」「右」といった言葉が存在しないようです。
それでは彼らは方向を表したい時にどのように表現するのでしょうか?
彼らは村にある高い山を中心に近い方を「高い」、遠い方を「低い」と表現するようです。
同じような表現方法をとる言語は他にもあるでしょう。しかし、特筆すべきは彼らの最強の方向感覚です。
彼らは室内にいて山が直接目視できない状況下でも正確に山の位置を言い当て、発話を行う事が可能だそう
おそらく同じ事ができる日本人はそうはいないでしょう。
これは彼らが該当の言語を操る事に起因すると考えられています。
この話をするときは色彩感覚に関してもよく言及されます。
この中に1つだけ色が違う視覚があります。何番が分かりますか?答えは2番です。
私たちはこの問題を目にしたとき少し考えますよね。
正確な答えの出せない人もいるかもしれません。
しかし、ヒンバ族というアフリカのナンビアに住んでいる部族はこの問題を秒でクリアする事ができるそうです。
それはなぜか?理由は簡単です。
彼らは1,3,4,5の色と2の色を別の色として認識していて、名前もそれぞれつけているからです。
ポイントは名前がついているという事ではないでしょうか。
日本語や英語にない区別も彼らの言葉ではされているという事です。
もちろん逆もまた然りです。
彼らにとってこの中から仲間はずれを選ぶ事は非常に困難なようです。
それはなぜか?
それは彼らの言語では私たちが青と呼んでいる色に関する表現が乏しいからです。
このように私たちの見ている世界は私たちの話す言語によって作られている事が分かります。
その事を考慮すれば、冒頭で述べた The limit of the language is the limit of my world や「留学すると世界が広がる」といいうのも物理的にありえる話のような気がしてきませんか?
ちなみにこの「言語は話者の世界観の形成に差異的に関与する」のではないかという考え方を研究の主軸となった偉大な言語学者二人の名前から、サピア=ウォーフの仮説と呼びます。言語相対性仮説とも呼ばれており、個人的には後者の方がかっこいいため、この事に関しての話になれば必ず言語相対性仮説と言うようにしています。
ですので、もし皆さんがなんらかの言語を新しく獲得すると、食事の色が全て青く見えてしまうという事もあるわけです。
というのは流石に誇張が過ぎましたが、実際に私たちの目に映る世界になんらかの影響を与える事もあるようです。
気になる方は是非こちらの本を読んで見ましょう٩(๑•̀ω•́๑)۶!!
なんとなくこの話を聞くと語学のモチベーションが上がりませんか?
というわけで、この夏はガンガン語学力を伸ばして世界を広げていきましょう(๑•̀ㅂ•́)و
ちなみに、
日本人は〇〇(国)でモテる。といった話をよく聞きますが、これも言語相対性仮説と関係があるのでしょうか。多くは社会情勢や経済状況、ステレオタイプなどによるものであると私は考えておりますが、もし仮に、言語相対性仮説によって自分がめちゃくちゃモテる国があったら、、、
最近の一番の関心事の1つです。
それではみなさん。平成最後の夏楽しんで下さい。
事務局 前原
「世界」の定義については議論の余地があると思いますがここでは物理的に私たちの見ている世界についてのお話です。価値観や精神的なお話しではありません。
前置きが長くなりましたが今回はその根拠となるお話です。
メキシコの先住民のツェルタ族には「左」「右」といった言葉が存在しないようです。
それでは彼らは方向を表したい時にどのように表現するのでしょうか?
彼らは村にある高い山を中心に近い方を「高い」、遠い方を「低い」と表現するようです。
同じような表現方法をとる言語は他にもあるでしょう。しかし、特筆すべきは彼らの最強の方向感覚です。
彼らは室内にいて山が直接目視できない状況下でも正確に山の位置を言い当て、発話を行う事が可能だそう
おそらく同じ事ができる日本人はそうはいないでしょう。
これは彼らが該当の言語を操る事に起因すると考えられています。
この話をするときは色彩感覚に関してもよく言及されます。
この中に1つだけ色が違う視覚があります。何番が分かりますか?答えは2番です。
私たちはこの問題を目にしたとき少し考えますよね。
正確な答えの出せない人もいるかもしれません。
しかし、ヒンバ族というアフリカのナンビアに住んでいる部族はこの問題を秒でクリアする事ができるそうです。
それはなぜか?理由は簡単です。
彼らは1,3,4,5の色と2の色を別の色として認識していて、名前もそれぞれつけているからです。
ポイントは名前がついているという事ではないでしょうか。
日本語や英語にない区別も彼らの言葉ではされているという事です。
もちろん逆もまた然りです。
彼らにとってこの中から仲間はずれを選ぶ事は非常に困難なようです。
それはなぜか?
それは彼らの言語では私たちが青と呼んでいる色に関する表現が乏しいからです。
このように私たちの見ている世界は私たちの話す言語によって作られている事が分かります。
その事を考慮すれば、冒頭で述べた The limit of the language is the limit of my world や「留学すると世界が広がる」といいうのも物理的にありえる話のような気がしてきませんか?
ちなみにこの「言語は話者の世界観の形成に差異的に関与する」のではないかという考え方を研究の主軸となった偉大な言語学者二人の名前から、サピア=ウォーフの仮説と呼びます。言語相対性仮説とも呼ばれており、個人的には後者の方がかっこいいため、この事に関しての話になれば必ず言語相対性仮説と言うようにしています。
ですので、もし皆さんがなんらかの言語を新しく獲得すると、食事の色が全て青く見えてしまうという事もあるわけです。
というのは流石に誇張が過ぎましたが、実際に私たちの目に映る世界になんらかの影響を与える事もあるようです。
気になる方は是非こちらの本を読んで見ましょう٩(๑•̀ω•́๑)۶!!
井上京子著:もし「右」や「左」がなかったら
ステマじゃないです
ステマじゃないです
なんとなくこの話を聞くと語学のモチベーションが上がりませんか?
というわけで、この夏はガンガン語学力を伸ばして世界を広げていきましょう(๑•̀ㅂ•́)و
ちなみに、
日本人は〇〇(国)でモテる。といった話をよく聞きますが、これも言語相対性仮説と関係があるのでしょうか。多くは社会情勢や経済状況、ステレオタイプなどによるものであると私は考えておりますが、もし仮に、言語相対性仮説によって自分がめちゃくちゃモテる国があったら、、、
最近の一番の関心事の1つです。
それではみなさん。平成最後の夏楽しんで下さい。
事務局 前原
Posted by NPO沖縄語学センター at 20:14│Comments(0)
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